トップの役割
トップの役割は、未来を見据えて組織・仕組みを創ることであり、様々なリスクに備え、組織が持続的に社会に貢献できるようにすることです。
そのためにメンバーが働きやすい環境を誰よりも考えることが重要です。
組織は人の集まりです。
その人たちが同じ方向を向き、それぞれの得意分野で最大限の成果を発揮できるようにするには、明快なビジョンが策定されており、メンバーにビジョンへの共感がある前提で、働きやすい、働くことを楽しめる(楽しめなくとも最低限、嫌々はやらない)環境整備が必要です。
「それはメンバー自身の問題だ」と言う人もいますが、現実を見たらそこまで考えておく方が良い結果につながる確率が高くなります。
採用時に上っ面の共感を示す人をいかに見極められるかが重要にもなります。
組織のカギを握る人の採用もトップにとっては重要なはずなのですが、何故か学歴や能力(スキル)面、前職の会社のブランドなどを重視し、採用に失敗するということも多いようです。
また、環境変化を会社の停滞や衰退の理由にするようではトップの役割を果たしていないのと同じことです。
責任をメンバーに押し付けるなどというのは言語道断です。
組織のビジョンやミッションを定義し、変化やリスクを見極め、その結果責任を負うのがトップの役割だからです。権限と共に全ての責任を負うことができるのがトップの唯一の特権共言えます。
トップをやったことのある人にしかわからないかもしれない"孤独感"というものがあります。
何とも言えない孤独感ですが、その孤独感をも凌駕できる人がトップに向いている人です。