いじめられている君へ (劇作家/鴻上尚史氏) [新聞記事]
「死なないで、逃げて逃げて」
朝日新聞2006年11月17日掲載の劇作家 鴻上尚史さんの記事のタイトルです。
子供たちには「逃げてよい」「死なないで」ということをもっと意識的に伝えることが大切なことだと感じています。
鴻上さんも書いていますが、大人だって逃げています。私も逃げることはあります。
逃げることは悪いことでも、責められることでもありません。
そして何があっても「死なないで」ということを伝え続けること、大人が子供に真摯に向き合うことがいじめを受けている子供を救うために必要なことです。
いじめを受けている子供にとっては、この世の終わりのように感じることも、孤独で苦しいこともあるかもしれませんが、自ら命を絶つことだけはしないでもらいたいと伝えると同時に、安全な場を確保し、子供の気持ちをすべて受け止められるようにしておくことは、子供の自殺を減らすために必要なことです。