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(スマホ利用) 犯罪と表裏一体

今回、スマートフォン利用は「犯罪と表裏一体」、自分が加害者(犯罪者)になる可能性があるということをご紹介します。

もちろん、「道具の使い方によっては」という前提ですので、あらゆる道具や行為言えることですが、「危険性を知らずにスマホを利用する状態」は、非常に犯罪に近い環境にいると言えます。

保護者が子供にスマホを持たせる際、そのような教育をしているでしょうか?教育機関ではそのようなことを学ぶ学習機会があるでしょうか?

スマホは便利で楽しいコミュニケーションツール(道具)ですが、一歩間違えると他人に迷惑をかけたり、人の心を傷つけることもあります。最悪、ネットいじめに起因する自殺のように人の命を奪うこともあります。

子供達には「スマホで人が死ぬこともあるんだよ」とストレートに伝えることにしています。

車や自転車などと異なり、法的な制約が殆ど無い環境で使用できる道具ということもあり、多くの家庭や教育機関では、何が問題行動なのかということを教えたり学ぶ場を設けたりということは少ないでしょう。小中学校ではセーフティ教室等で学ぶ機会は増えてきていますが、大人はそういうことを学ばずに使っているのが実態です。

使っている本人は単に娯楽として楽しんでいるだけだったり、興味本位の悪ふざけのつもりだったりと気軽な1アクションとしてしか考えていないことが、実は重大な犯罪行為であったり、自らの身を危険に晒してしまう行為であるということは意外によくあることです。

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 スマホは小さく便利な道具(コミュニケーションツール)ですが、犯罪に近い環境に置かれるということを意識せえずに親が子にスマホを持たせるというのは、包丁の危険性を教えずに包丁を持たせたり、無免許状態で車を運転させることと同じレベルです。

もっとも、特別な教育、学ぶ場というよりも、コミュニケーションツール(道具)を使う際の人としての意識というレベルの話であり、家庭における道徳教育、教育機関においても道徳の範疇に入ることなのですが、なぜかスマホの話だけ別物扱いになっていたりします。何ででしょうかね。

スマホを利用する際には車のように免許は必要ありません。教習所で眠くなるような講義を聞いたり、教習所内や一般道での実技訓練も筆記試験もありません。誰もが簡単に使える便利で楽しい道具である一方で、自分が犯罪者になってしまったり、人の命を奪うかもしれないということを理解した上で使いこなせるようになることが大切なのではないでしょうか。

小・中学生の子供が車を運転したいといっても運転はさせないでしょうが、スマホの場合はホイホイと買い与え、教育もせずに自由に使わせてしまうのが実態であり、問題が起こって当たり前という状況にあるため、学校現場での悩みも尽きないようです。

対策については難しく考える必要はありません。あくまでも道具の使い方、使う人の意識でしかありませんので、使う人が気をつけよう!考えて使おう!と思えるように意識付けするだけです。

そのために、オブラートに包まずに危険であることをストレートに伝えることからはじめてみてはどうでしょうか。

(c) hikariba