スマホ持たせる保護者の責務
はじめに
中学校での講演機会をいただき、その際に保護者向け配布資料として「子供にスマホを持たせる際の保護者の責務」について整理したものを紹介したいと思います。
ブログで概要をご紹介します。
補足情報やトラブル時の連絡先も整理しましたので(2018/06/26時点)、詳細は別途ご用意するPDFファイルをご確認ください。
準備出来次第、こちらのページでご案内します。(2018/07/02時点追加済)
資料概要
3つのキーメッセージ
①「最大のリスクは『知らない』こと」
②「当たり前が難しい、『当たり前を徹底』する」
③「道具は『人の使い方』次第」
保護者の役割
「学習・実践」で家庭の基礎力・実践力向上が鍵
ルールづくり5step・7point
(1)目的の明確化:子供を守ることが目的
(2)情報の整理:必要な理由と必要な機能を整理
(3)対話・調整:子供と相互理解、建設的協議
(4)ルールの作成:具体的な内容でルール作成
(5)ルールの運用:定期的かつ環境変化でルール改定
<利用シーン7+1(5W2H+1)>
(1) 時間 = いつ・何時まで(When)
(2) 場所 = どこで(Where)
(3) 相手 = 誰と(Who)
(4) 機能/サービス = どのような・何(What)
(5) 使い方 = どのように(How)
(6) 理由 = 何故か?(Why)
(7) 緊急時対応 = どのように(How)
(+1) ペナルティ = ルール違反時の対応
問題行動を起こしてしまう主なタイミング
① 使い始めの時(危険性を知らない)
② 使い慣れてきた時(これくらいはOK?)
③ 承認欲求が高まった時(見て見て!)
④ 生活の一部になった時(何気なく投稿)
⑤ 感情的になっている時(冷静さを失う)
トラブル予防10か条
<基本3項目>
第一条 判断基準を持つ (危険を理解しルールを設定)
第二条 違うことの理解 (人は皆違うのが当たり前)
第三条 困ったら相談 (何かあったら直ぐ大人に相談)
<やらない7項目>
第四条 個人(自分/他人)情報の投稿・送信
第五条 他人の悪口の投稿・送信
第六条 感情的な時の投稿・送信
第七条 相手がどう思うかわからないことの送信
第八条 知らぬ人に教えない/会わない
第九条 安易な無料ダウンロード
第十条 裸の写真/動画撮影の投稿・送信
スマホ依存の予防法/対処法
・依存予防:スマホ利用時間をコントロール
・軽度依存症:第三者を介した利用時間制御 状況制御
※家族や専門機関の協力など第三者介在が必要
・重度依存症:依存症治療の病院や専門機関へ相談
※薬物等の依存と同様の処置症状に応じて入院等の措置も必要
「スマホを持たせる保護者の責務」資料ダウンロード
※資料は自由にご利用ください