正当にこわがる
情報モラル、情報リテラシーを養う上で大切なことが「正当にこわがる」ことです。
判断するために必要なことは、何が正しく、何が誤っているのかを知ることです。
知らない状態で悩み、対策を考えているうちは「正当にこわがる」ことはできません。無用な不安、心配をしてしまいます。
不安を感じたり悩んだときには、事実(Fact)を知ることです。
ビジネスの世界でも「事実に基づいた確認」はよく言われることですが、これが案外できていないものです。
一部の不確実な情報を事実であり、全てと思い込んでしまい、ミスリードしてしまうこともあるものです。
情報モラルや情報リテラシーの世界では当たり前のように行われています。
知らないから不安になるということもあります。
知ってしまえば対策も検討可能です。
気をつけなければいけないのは「知ったから安全であると勘違いすること」です。
知っていても、正しい使い方をしていても、事件や事故などのトラブルに巻き込まれることはあります。
常にわからないことは学ぶ(知る)という行動をすると同時に、「○○だけれども○○かもしれない(*1)」という「正当にこわがる」ことを意識することで、携帯やスマホという便利な道具を安全に使えるようになってもらいたいものです。
(*1) 例:危険なことは知っているけれども危険なことに遭遇するかもしれない。