大人も子供も同じ
スマートフォン(以下「スマホ」)が日本で一般的になったのは国内3キャリアからAndroid端末が複数発売され始めた2010年からです(iPhone 3Gの日本発売は2008年〜)。
スマホの世帯普及率は70%超、高校生の携帯・スマホ保有者のうちスマホ保有率が9割、20-30代も8-9割と言われる普及状況にありますが、6-7年での急激な普及により、誤った使い方や危険性を学ぶ機会ない中で利用者が急増している状況です。
「子供向けにスマホの危険性を教えて欲しい」という要望がありますが、子供だけではなく、大人も実はよくわかっていないという実態が大きな問題です。本来であれば、子供達に誤った使い方や危険性を伝えるべき立場の大人が、誤った使い方や危険な使い方をしているからです。子供たちは大人のそういう行動をよく見ています。
事件事故のニュースが流れていると何となく「気をつけよう」とは思うことがあったとしても、まさか自分がやってはいけない見本だったという笑うに笑えないこともあります。
子供だけではなく大人も同様のリスク環境にいることを理解し、子供と一緒に学ぶ姿勢で向き合うことが予防や問題解決の第一歩になります。