スマホ依存のリスクと対策
スマートフォンの急激な普及に伴い、「誤った使い方を知らずに」利用し続けた結果、スマートフォン依存症(以下「スマホ依存」)になるケースがあります。
スマホ依存の影響
スマホ依存による影響は、以下のようなものがあります。
- 視力低下やスマホ老眼等の視覚に関する代表的な症状
- ストレートネックによる慢性的な肩こり、首の痛み、頭痛
※症状が酷くなると自律神経失調症や不眠症にもつながる - 長時間利用で小指が変形するテキストサム損傷
※長時間同じ持ち方をすることで変形する症状 - 夜間の長時間利用による睡眠障害
- スマホたるみやスマホ腱鞘炎等、長時間利用に伴う症状など
- 睡眠障害に伴う不登校や心疾患の発症
- ブルーライトに長時間触れていることによる目へのダメージ
スマホ依存対策
スマホの不適切利用による健康被害は多岐に渡り、問題視されていますが、有効な対策がとられていないのが現実です。
スマホ依存の予防対策として一番有効なのは「セルフコントロール」です。自分でスマホ利用をコントロールできる自制心を持つことです。
そのためには、不適切利用による様々な問題について知ることも大切です。問題を知ることで、自制するきっかけにもなります。
欲求を自制できない場合はルールを設け、半強制的に使い方をコントロールすることも予防には必要です。特に若年者や使い始めの時期には重要です。
問題を知らずに使い続けてしまうことで依存症になることも多く、不適切利用に関する教育も喫緊の課題と言えます。
子供に持たせる場合、親がどこまで問題を理解しているかが鍵を握ります。問題の理解なしに子供への教育や指導は実現しません。
子供を依存症にしないためには、まずは親が誤った使い方をしないことも大切でしょう。子は親の背中を見て育つということを覚えておくことも大切なことです。